結構前のことですが、赤ちゃん筆をつくりました。
子供の髪が伸びてきたので、兼ねてより考えていた、赤ちゃん筆、作ることにしました。出来上がりの筆をゲットしたので、申し込みから製品到着までの工程を、お伝えしたいと思います
赤ちゃん筆を作ろうと思ったきっかけ
私の母も同じように、私が赤ん坊の頃に赤ちゃん筆を作っており、へその緒とおなじく、実家に大事に保管されています。使うことはないですが、何だか大事にされていたんだなーと嬉しく思っていました。
私の場合、子供のへその緒は早々に捨ててしまったか、あるとしてもどこにあるか分かりません。。へその緒は自分にとってあまり価値を見いだせなかったのですかね。しかし、胎毛筆は、作りたいなぁとなんとなく思っていました。きっと、実家にじぶんの胎毛筆が、あることも大きな理由のひとつです。
胎毛筆を作るにあたって、どうやって頼むのかとか、メーカーはどこがあるのかとか、調べるのに少し苦労したので、同じようにこれから胎毛筆を作ろうかな、と考えておられる方向けに、我が家の場合の、胎毛筆納品までの流れを記事にしようと思います。
今回私は、広島の熊野筆の工房・文宏堂さんでつくりました。
赤ちゃん筆 注文から到着までの流れ
- 赤ちゃんの髪の毛が伸びるまで待つ
筆を作るには8センチほどの長さの髪の毛が必要です。8センチ伸びた!というときに勇んで切ってしまうと、 かわいいわが子がほぼ丸坊主になってしまいます。
8センチプラスその後の髪型に必要な髪の長さまで伸びるまで待ってから切りましょう
胎毛筆をつくるために、筆工房まで行って髪を切ってもらわないと行けないのかな、と初めは思っていました(!) 実際は髪を切るのは自分で、若しくは美容室や床屋さんで。
自分で切る選択肢もありますが、私は、赤ちゃんの髪を切っている実績のある美容室にお願いしました。お金はかかりますが、お願いして良かったと思います、理由は、、赤ちゃんめっちゃ嫌がります!生まれて初めて切ってもらうのです。断末魔の如く泣き叫びとても素人の自分では散髪できなかったと思います。
- 髪を筆工房へ送る
7~8センチの髪の毛を、広告用紙やメモ紙などでくるんで、封筒に入れて送ります。
私がお願いした宏文堂さんでは、ティッシュではなく、普通紙にくるんでほしいとのことでした。子どもの名前を書いて送りました。発送と同時に、メール連絡をしました。
- 製品が届く
工房へ髪の毛が届いたら、連絡がきました。散髪して工房へ発送したのが9月19日。胎毛筆が届いたのは11月19日。まるっと2カ月かかりました。
立派な筆をみて感動!
- 支払い
製品と一緒に、振り込み用紙が付いていたので、郵便局にて振り込んできました。振込用紙、久々に見た、、ネット申込みといえばクレジットカード支払い(今はキャッシュレス決済もありますね)が主流かと思ってたので、カード支払いの選択肢が無いのには少し戸惑いがありました。まー、後払いというところは良心的ではありますね。
完了!
世界に一つしかない、筆が手に入りました!良い記念になりました。
作ってみての感想
赤ちゃん筆、作ろうかどうしようか考えていたときは、筆なんて使わないし、箪笥の肥やしになるだけかなあとも思いましたが、実際に完成した我が子の髪の毛で作った筆をみると、ちょっと感動しました。しばらくは押入れにとりあえず入れておきますが、もう少し大きくなって分別が出てきたときには、これは君のはじめての髪の毛でつくったんだよー、と見せてあげたいと思います。それまでは、大事にしまっておこう。