書店で目に留まった一冊。北欧って福祉国家で国を挙げて子育て世代に対する支援が厚いんじゃなかったっけ?などと思いながら、手に取ってみました。タイトルを見ると、え?と思うけれど、内容は、とても参考になって、良書だと感じました。
うちも子どもが1歳半、生まれてから1年くらいは主に食べること・排泄・寝ることに気を使いながら、成長を見守ってきましたが、いよいよ歩き始め、言葉も喃語から、少しずつ単語を発するようになってきました。(イチゴ、とか、ミカン、とか・・・父、母的な単語は言いません(笑)) これからいよいよ本格的な子育て、が始まるのかなあと戦々恐々。正直どうやってしつけとかしたらいいんだ?多くの親が差し掛かるであろう疑問にぶつかっています。いいといわれている習い事をさせたら良いのかな?自分も習わせてもらっていた水泳とか?ピアノも良いっていうし・・・?なんか英語もよく聞くし最近はプログラミングとかも・・・?私も例のごとくぐるぐると悩んでます。しかし、デンマークからイーベンさんとジェシカさんは教えてくれるのです。いえいえ、小さな子どもに大切なのは遊び、そして親の考え方・接し方。なにも難しいことないのよ、私たちが子育てのヒントを教えてあげるわね!と。
彼女らが教えてくれるのは、PARENTの頭文字からなるデンマーク子育て6つのキーワード(①遊ぶ ②ありのままを見る ③視点を変える ④共感力 ⑤叩かない ⑥仲間と心地よくつながる)キーワードごとにエビデンスや事例が示してあるので、なるほどなぁとうなずけます。また、キーワードを実践するにはどうすれば?と感じる親のために、実践方法や考え方の”ヒント”なるものも与えられて、なるほどこれなら私にもできるかも!という気持ちになりました。
具体的な事例と受け答え例や、たまに挿絵を使ってわかりやすく書かれてあるので、子育てで壁に当たったり、こんな時どうすればよいの?と感じたら、その都度手に取って、自分の考え方や生活を見直せそうです。手元に置いて、繰り返し読みたい本だと、そう思いました。
しかし、このタイトル、キャッチーではあるかもしれないけれど、結構ミスリードだと思います。いまさらアマゾンレビューなど見てきましたが、やはり皆さんそう感じている人がいるようで。デンマークの親は、まったく我が子を褒めずにスパルタコーチみたいな態度で接しているの!?というわけではなく、過剰に、褒めない、つまり、「ありのままに」褒める、ということでした。あくまで自然な態度で接して、子どもの自発的な精神の発達を見守る、それがデンマーク流子育てなのかなあ。自然体なこと、それがやはり一番なのかな、と感じました。それにしてもこのタイトル、個人的にはあまり好きじゃないかな。原文は、The Danish Way of Parenting —What the Happiest People in the World Know About Raising Confident, Capable Kids— となっていて、“折れない心をつくる、世界一幸せな国・デンマーク流子育て術” とでもつけておけば?と感じましたが、やはり日本ではキャッチーなタイトルつけな今時は本を手にとってもらえないんでしょうか。おかげで私もこの良書を読むことができたわけですが。というより、タイトルよりも装丁が素敵だったので、読みたくなりました。


